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エアプランツはどんな植物?
植物はインテリアとしても癒しの存在としても私たちの暮らしに潤いを与えてくれます。とはいえ、日に当てたり水やりしたり…とそれなりのお世話が必要なだけに、グリーンを生活に取り入れる事をためらう方も多いのではないでしょうか。 そんな方にお勧めなのが『エアプランツ』です。
今人気の『エアプランツ』は観葉植物の一種で、実はパイナップルの仲間にあたります。確かに葉っぱのボリューム感がどことなく似ているような気も。
自生地が熱帯地方にあるからか、土を必要としません。水もほぼ必要としません。空気中からわずかな水分を摂取して成長していく、お利口な植物。 手を汚したり、虫を退治したりするのが嫌!という方でも、毎日の水やりや間引きが面倒…という方でもOKです。
また、エアプランツはとっても丈夫。
5℃ほどの低温な場所でも、はたまた38℃ほどの高温な場所でも育つことができます。急激な温度変化や直射日光が苦手で、室内の育成が適しているため、雨が続きがちな時期でも安心してお世話することができますよ。
最近では園芸店をはじめ、インテリアショップや100円均一ショップ等で販売されており、気軽に手に取ることができるエアプランツ。葉がきれいな緑色でしっかりしているものはすくすく育ちやすいです。たくさんの種類があるのでフィーリングも大切にしつつ、気になったものをお迎えしてあげましょう。
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エアプランツはどうやって育てる?
一般的な植物と同じ頻度での水やりは不要ですが、まったく水を与えないのはNG。 3つの方法を使い分けます。
①ミスティング
週に1・2回、霧吹きを使って葉全体に水を与えます。冬や夏など乾燥しがちな季節は多めにあげるのがポイント!
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②ディッピング
月に1回程度、ボウルや大きめの器に常温の水をはり、エアプランツを1~2分浸します。 終わったら逆さにしておく等して水気をよくきり、葉の間に水が溜まらないようにしましょう。③ソーキング
水やりを長い間怠った等で、エアプランツが乾いた状態になってしまった際の緊急処置。 ディッピングと同じ要領で4~6時間ほど水に浸しておきます。それ以上放っておくと腐ってしまう恐れがあるので、要注意!
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売り場に並んでいるエアプランツは水分をあまり含んだ状態ではないことが多いです。
そのため、購入したらまずソーキングを行い、たっぷり水分を与えてあげてください。エアプランツの気孔(水・空気が出入りする穴)は昼間に閉じ、夜間に開くので、いずれの水やりも夕方~夜のタイミングが適しています。形が多種多様で個性的なエアプランツは、透明な容器で育てるのがポピュラー。
風通しの良い場所を好むので、密閉せず開放感のあるディスプレイを心がけましょう。針金や糸で優しく固定して吊るしたり、小さなフィギュアを一緒に置いたりと、飾り方は無限大。オリジナリティを出して楽しめますよ。エアプランツをお手入れする時間は、きっと自身の気分転換にも繋がるはず。ぜひ育てやすいグリーンを暮らしに取り入れてみてください。