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ゆったりくつろぐバスタイムのススメ

肌寒くなり、冷えが気になる季節がやってきました。 夏の紫外線を浴びてダメージを受けている身体や溜まった疲れをゆっくり癒したいですね。 そこで、湯船に浸かってリラックスできるお風呂の、心地よい活用法をオススメします。

もっとバスタイムを有効活用しましょう

1日の締めくくりに、お湯をはった湯船に身体を浸からせたり、シャワーを浴びて、汗や垢とともにストレスや疲れを洗い流す人も多いでしょう。
日本人にとってお風呂はとても身近なもの。昔ながらの知恵にも、風邪予防や厄除けとして、冬至にはユズ、端午の節句には菖蒲をいれるといった方法が伝えられてきました。それほどに健康と密接につながるバスタイム。改めて効能から過ごし方までをご紹介します。

 

  • 心にも身体にも嬉しい効果があるお風呂

    入浴が心にも身体にも与える影響は大きいもの。
    適温の湯の中に身体を沈め、手足を伸ばすと、身体が軽くなり緊張していた筋肉が緩みます。身体を温めれば、血流が増加し、新陳代謝がよくなります。水圧によって血行促進が起こり、血液やリンパの流れが促されます。浮力が働くことでも、体重を支えている筋肉や関節が休まるのです。
    その上、入浴すると感じる爽快感や開放感も、自律神経に作用を及ぼします。交感神経、副交感神経のバランスを促してくれるので、なかなかコントロールできない自律神経系に働きかけられるのは、大きなポイントでしょう。
    これらの温熱作用、水圧、浮力、精神的効果によって、肩コリや腰痛、快眠効果や冷え防止、ストレス解消にもつながっていくのです。

 

  • 入浴の仕方を使い分けて、よりよい健康へ

    バスタブやシャワー、浴室暖房乾燥機などの設備をはじめ、浴室の環境は日々進化しています。
    それに伴って入浴方法も多様化し、目的に沿った入浴の仕方が注目されています。 全身浴は、お湯に肩ぐらいまで浸かるもの。浮力によって筋肉の緊張を緩めるのに役立ちます。水圧も高いので、心肺機能が活発になり、ストレスを和らげることから元気を出したいときまで、幅広い効果が望めます。
    半身浴は、みぞおち付近まで入浴するもの。心臓に負担をかけないで、入浴を楽しみながら、新陳代謝を高めストレス軽減につなげます。リラックスや血行をよくしたいときにオススメです。
    風邪を引きそうなときや、冷房で手足がだるいときに試したいのが、手浴や足浴。手浴は手首が隠れるぐらいの高さのお湯に浸す方法です。足浴は、足首から膝下くらいまでをお湯に浸す入浴方法。特に足浴は、筋肉の疲れやむくみ、冷えなどに効果的といわれます。

 

  • 五感で楽しむさまざまなアイテム

    最近は、お風呂で楽しめることがたくさん。例えば、防水タイプのDVDプレーヤーやラジオを持ち込めば、音楽を聴いたり映画を見ることも。雑誌をもちこんで読書タイムにしてもいいでしょう。
    意外に効率的なのが、お風呂で勉強するフロ勉。お風呂用の教材本などもあり、語学を磨く時間に使う人も多いようです。 もっとリラックスしたい方には、照明を落としてキャンドルを灯す方法。キャンドルの炎が心を落ち着かせてくれます。ただし、火傷には要注意。
    手軽にできるのは、日本の四季の恵みを取り入れる方法。春は薬湯になるヨモギや肌に潤いを与えてくれるハコベ。夏はドクダミ。生薬にも使われるように、紫外線で痛んだ肌に効果的です。秋は、身体を温めてくれるショウガ。香りでリフレッシュし、潤いを残してくれる緑茶もいいでしょう。冬は、血行促進と疲れをとってくれるユズなど、さまざまな種類を楽しめます。 趣味や心身の状態に合わせた方法を試して、ゆったりと心地よいバスタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。