収納の稼働率をあげて、部屋を広くより快適に!
モノを詰め込むうちにいつのまにか“開かずの収納”となってしまった…そんな収納、ありませんか?
引出やクローゼットを使わないモノで埋めてしまい、普段使う日用品や洋服が出しっぱなしでは、いくら掃除機や雑巾を掛けてキレイにしても部屋が雑然とした印象は拭えません。
使えない“貝塚”収納を開放し、日々使うモノを収める場所へと戻すことで収納の稼働率をアップさせましょう!
-
無理しない!優柔不断な人のための片付け講座
まずは現状把握から。収納スペースに入っているモノを一度全部取り出します。何が入っていたのか確認し、不要なモノは処分しましょう。次に3つを用意します。
①捨てるモノ用ゴミ袋 ②迷ったモノ用段ボール ③ホコリを払ったり拭くための雑巾。
そしてテレビを消す。当たり前の事のようですが、効率を格段にアップするための重要なポイントです。
始めると一気に片付けたくなりますが、片付け下手を自認している人ほど無理は禁物。衣装ケース1段、机の引き出しだけ…といった小さな範囲に留めましょう。それでも始めてみれば色々と出てくるはずです。
明らかな不要品は①へ直行ですが、愛着や思い出のあるモノは捨てがたいですよね。その時は②へ。
②は期日を決めて再度整理するか、そのまま保存しておきます。
容赦なく捨てる事がスッキリ収納への近道ではありますが、捨てたくない物を無理に処分する事はおすすめしません。家族がいれば尚更難しいですよね。ここは少しでも不用品を減らしスペースを空けられたら良しとして、捨てる目的ではなくその収納場所にあるべきモノか否かを選別するつもりで作業しましょう。
-
使わないモノの保管場所から使うモノの定位置へ
取り出す→使う→しまう。
この動作のしやすさが収納を上手に使うためのコツ。
衣類なら、タンスやクローゼットの中で“使うエリア(手前)”と“しまうエリア(奥)”を決めておきます。見て・選ぶ事ができる“使うエリア”に容量の8割程度の衣類を収納し、出番の少ない服は“しまうエリア”へ。 奥行のある衣装ケースは収納が難しいですが、ブックエンドなどでとりあえず3分割程度してみるだけでも整理するのが楽になります。
コートや上着など吊るす服はシワにならない事が肝心。ハンガーの数を決めてそれ以上服を増やさない!これに尽きます。 段違いにかけられるハンガーなど便利グッズもいろいろありますが、せっかくなのでクローゼットのゆとりキープ優先で頑張りましょう。
服が増えた場合は“出番が少ない服”を減らす、と決めてしまえば衝動買いや二度買いも防げて一石二鳥。季節の変わり目ごとに選別作業をしていき、スッキリとした衣類収納を目指しましょう!
-
玄関、リビング…エリア別収納のコツ
家の顔となる玄関も片付けておきたいエリア。
日常に履く靴が出ているのは仕方ないとして、下足入の中はたまにチェックして、カビが生えたり修理してまで履く気のない靴は処分しましょう。
下足入が可動棚仕様であれば効率よく収納できますが、動かせない場合は“つっぱり棒”を棚と棚の空間に2本渡して収納量を2倍にする方法もあります。傘も気づくと増えてしまいがち。家族の人数分以上は置かないよう気をつけましょう。
リビングは家族がくつろぐ場所なだけに本やPC、オモチャなどで散らかりがち。持ち込み禁止を徹底するのも難しいですよね。リビング内にカラーボックスやケースを使った家族の収納スペースを設け、各自管理しましょう。その容量以上は持ち込まない等ルールを決めれば散らかり防止になります。
場所を問わず、“今ある収納スペースに持ち物の量を合わせる”、“出したらしまう”が収納上手への第一歩です。 片づけをするにしても、モノが一日で増えたわけではないのですから、無理をせずのんびりと片付けていきましょう。