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簡単“洗濯術”で気持ちよく

身につける衣類はいつも清潔で、気持ちよくありたいもの。 洗濯機に洗剤を入れて回すだけではなく、より簡単で効率的な“洗濯術”を実践してみませんか? 毎日のお洗濯がもっと楽しくなりそうです。

「脱・洗濯機任せ」であなたも洗濯上級者に

どんどん進化し続ける洗濯機。最近では、様々な機能を備えた高性能な製品がそろっていますね。だからといって、すべてを洗濯機任せにしていませんか?
洗剤と衣類をただ放り込むだけではなく、基本を押さえ、ちょっとしたワザをプラスするだけで仕上がりが一段アップ。
洗濯から干し方、アイロンがけまで、洗濯上級者になれるワンポイントアドバイスを紹介します。

 

  • 基本を押さえて、しっかり汚れを落とす

    みなさんはどのタイミングで洗剤を入れますか?
    衣類の上から洗剤を入れている方も多いと思いますが、まずは水で十分に洗剤を溶かしてから洗濯物を入れることを心がけてください。洗剤が直接衣類にふりかかると、洗剤焼けを起こしたり、粉洗剤が衣類に白く残ったりする原因になります。おすすめは、お風呂の残り湯の再利用。水道水よりもやや温かさの残る25~30℃程度の残り湯が最適です。冷水よりも洗剤が溶けやすく、また洗剤に含まれる酵素は40℃くらいで活発に働くため、冷たい水道水で洗うよりも効果的に汚れを落とすことができるのです。
    汚れをしっかり落とすためには、衣類を詰め込みすぎないことも大切です。ポイントは衣類が泳いでいるように見えること。衣類の間に余裕を持たせて水の中へと汚れの逃げ道を作ってください。また、洗濯漕の下の方で洗われた服の方が汚れ落ちがいいため、靴下など汚れの強いものは下の方に入れるといいでしょう。

 

  • 仕上がりに差がつく干し方のアイデア

    せっかくきれいに汚れが落ちても、干し方によって仕上がりに大きく差が出てしまいます。
    干す時間帯は晴れている日の12時から15時が理想。日差しが強く、湿度も低い時間帯なので洗濯物を乾燥させるにはベストです。 ただし、この時間帯以降はどんどん気温が下がりはじめ、湿度も上がってくるので、日が傾きかけはじめたら取り込むのが原則です。 ウール・シルクや色柄ものは直射日光を避け、風通しの良い日陰に干してください。ジーンズなど生地の厚いズボン類は、ポケットの部分だけ生乾きだったということにならないように、裏返して干しましょう。
    Tシャツ・トレーナーなど襟ぐりや肩のラインの型崩れも悩みどころ。 Tシャツは肩袖からもう肩袖を棒に通して、トレーナーは縦に二つ折りにして物干し竿にかけて干すことで、型崩れを防ぎます。セーターはお風呂のふたを利用し、バスタオルを敷いて日陰で平干しするといいでしょう。 だんだんとくたびれてしまったTシャツは干すときに糊をスプレーしてみて。これだけでパリッとした感じが戻ります。

 

  • お気に入りの香りで、アイロンがけが楽しく

    どうしても面倒に思われがちなアイロンがけは「手抜きテク」を上手に取り入れて。
    アイロンがけが難しいワイシャツは、襟と前立て、カフス部分がかちっと仕上がっていれば、きれいな印象になります。見えない部分は多少のよれがあってもOK。スーツやコートなどの立体的な衣類は、ハンガーにかけて片手でシワを伸ばすようにひっぱりながらスチームを当てると、わざわざアイロン台に広げなくてもシワをのばすことができます。さらに、衣類についた匂いを取る効果も。ウールのセーターなら、伸びた袖口にスチームを当てると元通りに戻ります。
    リネンウォーター」という、エッセンシャルオイルを抽出した際に残る蒸留水をご存じですか。 フレグランスに比べてマイルドな香りが特徴で、ラベンダーやローズなど様々な種類のものが販売されています。このリネンウォーターをアイロンの際にスチームの代わりに霧吹きしてみてください。衣類へのほのかな香りづけにもなりますし、何よりもお気に入りの香りはアイロンがけの時間をリラックスさせてくれます。ただし、水の代わりに直接タンクに入れることはアイロンの故障の原因になり兼ねないので注意しましょう。