-
自己主張する坂!田端は文士と坂の街
田端で文士の旧居跡とともに数多くあるのが坂道。
名のある坂には説明板が設置されており、“そこらの坂とは違うんだ!”という自己主張(?)をしています。
ちなみに田端に住んでいた作家・芥川龍之介は、勾配のキツさや雨の日のぬかるみに難儀したそうで、友人宛にボヤいた手紙を残しています。現在は道も舗装されて急勾配な坂は階段になり、文豪の苦労も過去のモノとなりました。
最近は文士の旧居跡や歴史ある坂道を辿る散策が、知的好奇心旺盛なマダムたちに人気を呼んでいるとか。
駅前にある「田端文士村記念館」では、坂の名前と文士たちの旧居跡を記した散策マップがもらえます。田端散策のお供にぜひどうぞ。
-
田端イチオシの人気スポット!?
文士の旧居跡と並んで、田端の街の名物的な存在が「東覚寺」にある「赤紙仁王」。
遠目でもひときわ目立つ赤き物体に、しばし言葉を無くしていると、お参りしていた老夫婦がニコニコと解説してくださいました。
「体の悪い所と同じ部分に赤い紙を張ると病気が良くなるって言われてるんだよ。で、直ったらお礼にぞうりを納めるんだ。」
そんな仁王さまを頼りにする方は多いようで、この日もお参りする人が絶え間なく訪れていました。
原型をとどめないほど真っ赤になられた仁王さま…頑張ってください!
田端文学散歩の寄り道に…
さおとめ
文京区本駒込4-40-6
※情報は2007年1月時のものです。